台湾の屋台グルメで人気の葱油餅(ツォンヨゥピン)を作りました。台湾風ネギパイとかネギクレープなんて呼ばれ方もされていますね。
パイ生地のように層になっているのが特徴で、小麦粉とネギと塩だけとは思えない美味しさです。
シンプルな材料で、お金もかからず作れるので、是非一度作ってみて下さい。
この記事のもくじ
葱油餅の作り方
使用する材料はとてもシンプルで、作り方も簡単です。ただ、意外と時間がかかるので、屋台飯の手軽さを想像していると、思ったより手間に感じるかもしれません。
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葱油餅の材料(4枚)
生地
- 中力粉 200g
- 塩 2g
- 温水(50~60℃) 125ml
- 油 10g
具
- 小ねぎ80~100g
- 中力粉15g
- 塩3g
- ごま油30g
今回中力粉200gを使用しましたが、強力粉100g+薄力粉100gで代用OKです。
作るポイントとしては、生地を休ませる工程(ベンチタイム)を省かないこと。薄く伸ばして層にすることで、葱油餅の独特な食感が生まれます。
生地を休ませないと、伸ばすのが難しくなり、分厚く固い仕上がりになってしまうので、面倒でもベンチタイムをしっかり取ってあげて下さい。生地は薄い方が美味しいです。
1、中力粉(強力粉+薄力粉)、塩をボールに入れます。
2、50~60℃ぐらいのお湯を注ぎ、ひとまとまりになるまで混ぜます。
3、ある程度まとまったら、油を加えます。今回は、太白胡麻油を使用しました。
4、表面がなめらかになるまで捏ねます。約5分ぐらい。パンのようにしっかり捏ねる必要はありません。
5、乾燥しないようにラップをかけて、30分以上生地を休ませます。
6、生地を休ませている間に、小ねぎを刻みます。
7、刻んだ小ねぎと、小麦粉、塩を耐熱容器に入れます。
8、そこに、熱したごま油を加えて混ぜます。
9、生地を4分割し、丸めます。生地が台や麺棒にくっつく場合は、打ち粉ではなく、油を塗って下さい。
10、丸めた生地を広げていきます。
11、長方形に広げたら、8のネギをのせていきます。
12、生地を手前から巻いていきます。
13、巻いたら、真ん中から空気を抜くようにして伸ばしていきます。
14、両端を持って、軽く引っ張りながら、さらに伸ばします。
15、伸ばしたら、端からクルクルと巻いていきます。
16、巻き終わりは、渦の中に入れ込みます。
17、4つ出来たら、乾燥させないように、15分休ませます。
18、休ませた生地を伸ばしていきます。一度に力を加えず、少しずつ薄く広げていくと破れにくいです。
19、伸ばし終えたら、麺棒に巻き付けるようにして持ち上げると、破れません。
20、フライパンにごま油をひいて、弱火で蓋をして焼きます。
21、途中、箸やヘラなどで生地の層をほぐすようにしながら焼いていきます。
22、ほどよく焼き色がついたら取り出します。
実食
ごま油と焼けたネギの香ばしさに、層になった生地の独特な食感も加わり、ペロッと食べれてしまえますね。
作ってる途中は、思ったよりも面倒だな…と感じるかもしれませんが、完成した葱油餅を食べれば、きっとまた作ろうと思える美味しさだと思います。
焼き立てが抜群に美味しいので、食べる直前に焼いて下さいね。
ちなみに、葱油餅は生地を発酵させるわけではありませんので、生地を前日に仕込んでおくことも可能です。また、焼く前の生地は冷凍保存も出来ます。